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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2012

藤田が、手嶋が!! 県勢が発奮

毎年、県勢が目の色を変えるのが、この「VanaH杯KBCオーガスタ」。福岡県の田川市出身の手嶋多一は、先週まで3週間の夏休みでパワー注入。
先月7月には、2度のトップ10入りを果たして、上り調子だ。
「今年は大会が40周年なので。頑張りたいですね」と、2006年以来の大会2勝目にむけてひそかに闘志を燃やしている。

藤田寛之は、「早くここで勝たないと」と、少々焦りも。
というのも父親の寛実さんは、息子が地元に“凱旋”する今大会は、毎日のように応援に駆けつけてくれたものだが、「今年は週に2日にしておくとか言っていて・・・。年々、来てくれる日数が減ってきている」と、気遣う。

しかも昨年は、1日も来られなかった。月の初めに転んで左肩を骨折して入院中だった。
毎年「一番、勝ちたい大会のひとつがここ」と公言してきたが、そんな父の姿にそろそろ尻に火がついてきた。
「地元勢として4日間しっかりとプレーして、その中で優勝争い出来たら嬉しい」。
今年こそ、恩人の前で勇姿を見せたい。

そして手嶋や藤田、40代のベテランに負けじと「僕も、ここで勝ちたい」と色気を見せるのは諸藤将次。地元福岡の沖学園高校時代から再三、その高い潜在能力を披露してきたのが今大会でもあり、昨年はこの大会のあとのフジサンケイクラシックで悲願のツアー初Vを達成して自信をつけて、舞い戻ってきた。

「地元出身の僕らが頑張れば、最終日も盛り上がる」と40周年の記念大会こそ、県勢の活躍が不可欠だ。


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