Tournament article

コカ・コーラ東海クラシック 2012

貞方章男は「壊れる寸前までやってみる」

昨年はシード落ちを喫して、復活にかける貞方は現在、残り1試合となったチャレンジトーナメントで賞金ランクは3位。レギュラーツアーはこれまで1200万円ほど稼いで、ランク53位とどちらの舞台でも、出場権を取り戻せそうな位置にいて、今週は両方の日程が重なったが迷わず、今大会の出場を選んだ。

欠場者が出て滑り込みの出場ということもあって、なおさら初日の好発進には充実感が漂う。
後半は14番からの3連続バーディで、リーダーボードにも名を乗せた。3アンダーの69にも「上出来ですね」。

9月初めのフジサンケイクラシックでは腰を痛めて無念の棄権。
完治はまだだが、「そうもいってはおられず。腰が壊れない限りは出よう、と。壊れる寸前まではやってみよう」と、今週はそんな悲壮な覚悟も、好スタートにつなげた。

結局、再び棄権するしかなかった2週前のANAオープンは、米留学時代から親交のある今田竜二が久しぶりに米ツアーから帰国していて、練習ラウンドを共にした。
「竜二さんも、アメリカであと4試合で厳しい状況にいて。頑張ってください、としか声がかけられなかった」と、気遣いながらも「僕は腰が痛くてなんとか回りきるのに必死で」。

互いにいたわり励まし合って、ひとまず別れた先輩に、日本からなんとか良い報告がしたい。

関連記事