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コカ・コーラ東海クラシック 2012
現在、賞金ランク1位!! 藤田寛之は「本当に強い者を決めるのにふさわしい舞台」
2010年以来となる2年ぶり2度目の1億円越えまであともう少し。「確かに、それもひとつ頑張りのバロメーター。強い証拠でもあるし」と、魅力を感じていないわけではないが、「僕にとっては途中の駅というか、それも止まらない駅のひとつなのかもしれません」。
通過点とはいっても、そこでいったん降りて、しみじみと噛みしめたりはしない。
「あくまでも目標はそこではないので」と、車窓から流れていく景色の中に、プラットホームの残像をチラリと見つける程度のことだ。
今年も、最終目的地に設定した年末の世界ランク50位内に向けて、43歳がひた走る。
今年の三好は例年以上に手強いセッティングもまた、藤田の闘争心をかき立てる。
場所によっては200ミリ近くも成長しているというラフに「いや、僕もね、きっと心が折れたりするんですけど」。
それでもかねてより、「難しいセッティングで経験を積むことこそ、日本選手のレベルを上げる鍵」と言い続けているベテランには、「こういうところでやらせてもらえるのは本当にありがたい」と、感謝の気持ちすら湧いてくる。
「本当に強い選手を決めるのにふさわしい舞台」。
今もっとも強い男がその三好で改めて、それを証明するか。