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ダンロップフェニックストーナメント 2012
池田勇太が欠場(15日)
<14日水曜日の記事>
一昨年のチャンピオンが、久しぶりに帰ってきた。先月のマイナビABCチャンピオンシップは初日のプレー終了後に背中痛でやむなく棄権を申し出て以来、日本ツアーはオープンウィークを挟んで、3週間ぶりとなる。
先週まで海外2連戦。
中国で行われた世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」のあとは、そのままシンガポールに渡ってアジアンツアーの「バークレイズシンガポールオープン」に出場した。
しかし、いずれも成績は振るわなかった。
そればかりか、シンガポールからの帰りは、機内で気圧の関係か、偏頭痛を発症。
この日のプロアマ戦で、珍しく帽子を被らずにプレーしたのも、それによって頭が締め付けられるような不快感があったためだ。
ラウンド中はときおり咳き込み、ズルズルと鼻水も。
風邪のような症状にも、「あちこち痛い。心も痛い」と、冗談めかしてはぐらかしたが、体調万全ではないのはあきらか。
それでも「疲れはない」と気丈に言い切った。
「先週までの2試合では、得るものもあった」とも。
「成績が出なかったからといって、何もなかったとは限らない。今までやってきたこと、今やっていること。この2試合で再度確認できたので。良い経験が出来た」と、頷いた。
留守の間も、賞金ランキングは3位のまま。抜かれることはなかった。
自身初の賞金王に向けて、闘志もそのまま。
「気合いは入っているし、久しぶりにいい試合がやりたい。優勝をねらってやりたい」と、大会2勝目で逆転のランク1位を狙っていく。