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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2012

2位の武藤俊憲が「藤田さんに、正々堂々とぶつかる」

いよいよ今季最終戦を迎えたが、確たる答えはまだ出ていない。「なんでなんだろう、なんでなんだろう」と、首をかしげながら、ここに来た。

特に終盤戦だ。
10月はブリヂストンオープンで、初日に6位。続いてマイナビABCチャンピオンシップは2日目に3位。そして先週のカシオワールドオープンは、3日目に4位。

「ゴルフの調子は良い」のは見ての通りだが、どれも最後の締めがいただけない。
「勝てる位置にいながら、ダメというのがずっと続いて」。
海外でいえば、全英オープンでもそうだった。
初日に6位タイにつけながら、結局72位は「今年を象徴する結果になった」。
今年は8月の関西オープンに続く今季2勝目にむけて、「確信はあるのに、結果がついて来ない。自分の欲か。それとも・・・」。

風呂場で、ちらっと見かけた藤田寛之の肉体美。
43歳にして「足も太い、ケツもデカイ」。
たゆまぬ鍛錬のたまものを見るにつけても、「やっぱり、僕は体力が足りないのか。最後に勝てないのは、体がついて来ないせいか」。

今季から、体を見てもらっている秋山武雄トレーナーにも言われた。
「もっと心を鬼にして、取り組まないとダメだね」。
来季にむけた課題も見据えつつ、今週はひとまず最後の力を振り絞る。
6アンダーは、首位と3打差の2位で飛び出し、「藤田さんに正々堂々とぶつかって、突破したい」。
谷口徹は、「藤田くんのことは、武藤くんに任せました」と言った。師匠にかわって、最後の最後に、いまもっとも最強の43歳を倒して、自信を取り戻したい。

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