Tournament article

サン・クロレラ クラシック 2012

藤田寛之が「小樽は世界の舞台につながっている」

全英オープンから、今週月曜日に帰国した。それから2日が過ぎた今も、「1時間おきに目が覚めます。イギリスは、いつもきついですね」と、時差ぼけとの戦いも、しかし「意外と体は元気です」。

先の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」では、今季初の予選落ちを喫した。
思いがけず空いてしまった週末にはしばしの休息が取れたし、先週の全英オープンでは「スタートもゆっくりでしたし」。

試合の最中にも太田敦トレーナーの指導で、トレーニングに取り組む余裕もあった。
それにもかかわらず“2試合連続”の予選落ちを喫して、早めの帰国となってしまった。

「中だるみのゴルフに、そろそろムチを入れたいところです」。

ベテランの闘志を再沸騰させる。今週はそれにふさわしい舞台だ。「小樽は世界基準のコースですので。ここで試合をやらせてもらえる。その嬉しさが先に来る。ここに来るのは毎年、ホントに楽しみなんです」。

たとえば6月の全米オープン。「きりきり舞いさせられた」。悪戦苦闘しながら思った。
「北海道の洋芝と似ている」。
いや、むしろグリーン上の仕上がりは、小樽のほうが上ではないかと感じた。
今週、現地入りして改めて思った。
「ここのグリーンは、本当に素晴らしい。小樽は世界につながっています」。

大会は、2001年のチャンピオンだが、コースは違った。
難条件でこそ燃える43歳。
小樽では初、大会は2度目の頂点を目指す。

関連記事