キヤノン株式会社と、キヤノンマーケティングジャパン株式会社主催の「キヤノンオープン」は、今年も神奈川県の戸塚カントリー倶楽部を舞台に10月４日に開幕。

昨年は久保谷健一が、実に９年ぶりのツアー通算５勝目を飾った。昨年はシーズンの序盤から再三、優勝争いに加わりながら、「僕なんか」と、周囲のひんしゅくも構わずボヤキ続けたのは、それだけ高いものを求めて努力を続けているから。

昨年の優勝会見でも、「僕なんかが勝ってしまった」「申し訳ない」「七不思議」等々を繰り返して終始、マイナスコメントで終わったが、今季もその方針は変わるはずもなく、納得いくスイングを求めて試行錯誤を続けている。

４月の中日クラウンズの６位タイのあとは、思うような成績が残せず８月の棄権１回も含めて夏以降は７戦で決勝の舞台を踏んでいないが、ふいに不死鳥のようによみがえってくるのがこの選手の特徴でもある。

連覇がかかる今週こそ、浮上のきっかけをつかめるか。地元開催の今大会でのプレーに注目だ。

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• 久保谷 健一