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キヤノンオープン 2012

池田勇太が首位キープ

2日目を終えて、3打差をつけながら、今日もまた欲張る。「あと2つ、3つは行けたと思う」。絶好のチャンスにつけながら、決めきれなかった数ホールが心に残る。

残念な思いも。
ここ戸塚カントリー倶楽部には、平日の金曜日にもかかわらず、この日は6000人近くのギャラリーが駆けつけた。
先週のコカ・コーラ東海クラシックの最終日は、台風17号の影響による無観客試合にギャラリーのありがたみを痛感したばかりだった。

それだけに「今週は一緒に盛り上げて行きたい」。そんな思いで心を熱くして出ていっただけに、プレーの最中に鳴る携帯電話の音や、さらに電話で話す人の声が、なおさら若大将の耳につく。

「たくさんの人に来ていただけるのはありがたい。その中でいいパフォーマンスを見せたい。いいパットを入れたい。いいスコアを出したい。これが全選手の気持ちなんです」。

大会を盛り上げたいという思いが強いからこそ、訴えずにはいられない。
「携帯の音で、入ったかもしれないパットが入らなかったりすることもある。観戦マナーをもう一度、見直していただいて、ぜひ協力していただきたい」と、力を込めた。

今大会は2009年のチャンピオン。
コースとの相性も抜群に、8番のパー3では、ユーティリティの2番を握ったティショットがピンを刺す。
「最高のショットが出来た」と、1メートルのチャンスを決めた。

週末こそ、さらに大観衆の前でスーパーショットを見せたい。
「その邪魔をされたくはない」。
リーダーとして、また選手を代表して思いを語った若大将からのお願いです。


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