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JGTO Novil FINAL 2012

1年間ありがとうございました 塚田陽亮

塚田陽亮はホールアウト後、まず「スポンサーが試合を作ってくれるから、そこで成長することができる。1年間ありがとうございました」と感謝の言葉が第一声だった。「この36人しか出場できない舞台に出られたことがまた成長できる」と続く。そこに技術だけではなく人間としての成長を大きく感じさせた。

今年はアジアンツアーにも積極的に参戦した。4試合に出場し、いずれも予選を通過することはできなかったが、「日本だけの技ではいけない。何かつかんで帰ってくる。その姿勢がよかった。一緒に回った人を見て、盗んで」いくと得るものがあったようだ。

昨年のファイナルクォリファイングトーナメントでの順位は80位。「80位からのスタートでは最高じゃないですかね」と1年を振り返った。ファイナルQTの「雰囲気の中で上位に行くのは大変」と、チャレンジトーナメント賞金ランキング5位で来年前半のツアー出場優先権(第1回リランキングまで)を獲得できて、ほっとした様子だ。

それでも浮かれた様子はない。「11月12月を」いかにすごすか。「今までと同じやり方ではだめ。いろんなことに挑戦したい。QTをパスできた分、やらないと」と意欲的だ。

来年のツアーで彼がどんなプレー振りを見せてくれるのか、楽しみにしたい。

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