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東建ホームメイトカップ 2013

池田勇太が「さあ、待ちに待った開幕です!」【動画UP】

手に手に握った木槌が、打ち出の小槌(うちでのこづち)になればいい。ジャパンゴルフツアーはいよいよ、2013年シーズンの扉を叩いた。

「さあ、待ちに待った開幕です!」。
選手会長があこがれの人と、祝杯をかわした。さらに賞金王と、開幕戦の昨年覇者も交えてジャパンゴルフツアーは18日に、いよいよシーズン開幕を控えて17日の水曜日に、鏡開きを行った。

今季のジャパンゴルフツアーのスローガンは「挑戦と貢献」。襟に白文字で抜かれた揃いのはっぴを羽織り、いっせいに鏡蓋を打ち砕いた。軽やかな音を立てて、酒シャワーがしぶきを上げた。

これを合図にジャンボ尾崎が、高らかに言った。

「ツアーをいつ盛り上げるの? ・・・今でしょ!!」。
この第一人者の一人は、今はやりのフレーズで、人々の関心を集めるのが実に上手い。
「大会会長も、“そうだ、そうだ”と言っています」と、隣にいる大会主催の東建コーポレーションの左右田鑑穂(そうだかんすい)・代表取締役社長を、ちらちと横目に得意のだじゃれで得意顔。

「本年度の男子プロの素晴らしいプレーが、どうかみなさまの心に届きますように・・・。そしてその心がさらに膨れあがって、もっともっと男子ツアーが盛り上がっていきますように!!」。

ジャンボの祈りは、もちろん選手みんなの祈りでもある。

「この東建ホームメイトカップこそが、国内の開幕戦ということで、各選手とも、気持ちが高ぶっています」とは池田勇太。

この日は、開幕前日のプロアマ戦にもかかわらず、集まってくださったお客さまは1845人。
「こんなにもたくさんの方に集まっていただいて・・・」と感無量の池田は、出来るだけ多くのみなさんと、2013年の幕開けを祝いたかった。

樽の位置や幕のたるみ具合など、数ミリのズレも許さず、早朝のリハーサルで渾身の陣頭指揮を取った甲斐はあった。
「今日、一緒に回って下さったお客さんはみな、あの鏡開きは凄く良かったと言ってくださって」。もうそれだけでもひとつ、安堵の思いでいよいよ初日を迎える。

「明日から4日間、熱い戦いを繰り広げたいと思います。ぜひまた会場に足をお運びいただき、我々男子ツアーを暖かく見守ってください・・・!!」。
“池田の小槌”を合図に選手たちが、いま一斉にスタートラインについた。

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