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コカ・コーラ東海クラシック 2013

中学3年生が初日9位タイ! 岡崎錬(おかざきれん)さんが三好で1アンダー【インタビュー動画】

スタートの10番はギャラリーのみなさんへのご挨拶で帽子を脱いで、初々しい短髪頭を披露。まだあどけない14歳が、三好で好発進だ!
30日月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」を突破して、ツアー初出場を果たした中学3年生が初日に1アンダーで回ってきた。並み居るプロさえ手こずる三好で、9位タイにつけた。

とはいえ、朝から極度の緊張感。「体も回らないくらい。集中も出来なくて・・・」と、岐阜県の美濃加茂西中学の岡崎錬さんは大きなプレッシャーの中で、スタートティに立った。

そして10番で案の定、ティショットを左に。林の中に打ち込んだ。ボギーの幕開けに、増すばかりの緊張感が、一気にほぐれたのは12番だった。260ヤードの2打目をスプーンでピン奥5メートルにつけた。このイーグルチャンスを逃さず、「そこでほぐれた」と、次の13番パー3は、右端に乗った長い長いバーディトライは15メートルを「3パットしないように」と慎重に打ったのが、思いがけずにカップに消えると「僕は歓声が大きいと、燃えてくる」と、地元の大応援団にも後押しされて、勢いに乗った。

そのあと、屈指のパー3は16番で、右側の斜面に打ち込んだのを、次はシャンクをして、3オン2パットのダブルボギーと、三好の洗礼をしっかりと浴びながらも、後半は難しい8番で左横のカラーからバーディを奪うなど、とても初体験のツアーとは思えないプレーぶりで、好スタートを切った。

マンデートーナメントは、隣の東コースが会場だったし、ここ三好は今年3位に入った中部アマでも経験済みでも、「あのときとは、セッティングが全然違うので」と、14年の人生の中でも経験したこともないような難コースで、好発進をすれば、「思ったよりも上に行けて満足です」と、あどけない笑顔もほころぶ。

身長はこの1年で、12センチも伸びていま167センチ。今週は、三好の7番と15番で計測中のドライビングディスタンスでこの日平均267ヤードは、プロにまざればまだまだでも、「この1年で飛距離も30ヤードは伸びました」と今が成長真っ盛りだ。

将来の夢は、でっかくメジャー制覇でも、目下の目標は「今週のベストアマ」。愛用のクラブはタイトリストで、今週は会長のご子息のピーター・ユーラインが参戦しているとあって、「ご挨拶に行きたいけど、英語も覚えていないしムリですね」と、照れくさそうに「明日も、ひとつひとつ大切にプレーをしていきたいです」と、初々しく言った。

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