Tournament article

三井住友VISA太平洋マスターズ 2013

松山英樹は28位に終わる

現在、賞金ランク1位を走る松山は、2ヶ月ぶりの日本ツアーで最後にようやく微笑んだ。18番は「イライラしていたので」と、マン振りのティショットは、350㍎近くにまで飛んでいた。
前の17番では、「何が起きたのかわかんない」。6㍍のパーパットは再三カップに蹴られる4パットのトリプルボギーを打った。

それを払拭するイーグル締めは、170㍎の2打目を8番アイアンで右4㍍に2オン。アマチュア時代に今大会を制した2011年大会を彷彿とさせるエンディングに、ほっと胸をなで下ろした。

米ツアーで痛めた背中は、いまだ完治には至らず「今週は体が持つかという不安があった」とめったなことでは弱音を吐かない選手の告白も「最後のほうは、スイングも出来るようになってきて。4日間、痛みもなくやれたという充実感」。

一方で、出るからにはどんなに背中が痛かろうと「良いスコアを出して、優勝争いをしたかったという悔しさも少し」。結局通算3アンダーは28位タイで“復帰戦”を終えて「今日も、上がりでバタバタしてもったいない感じもしますが、これが今の自分のゴルフの現状。受け止めてまた、練習しないといけません」。

次週は、ホストプロとして挑むダンロップフェニックス。「次は優勝争いまで持っていけるように頑張りたい」。御殿場での鬱憤は、宮崎で晴らしてみせる。

関連記事