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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2013

嬉しい初シード組は11人

2013年の初シード組は、なんといっても賞金王の松山英樹。石川遼も言ったように、一般的には1年目でシード入りさえ難しいという今のツアーの状況の中で、ルーキーキングは別格としても、今年は松山も合わせて11人が新たに上位70人に名前を加えた。

シード権争いの選手にとっては最終戦となるこのカシオワールドオープンは、開催コースの所属プロとしてコースに立った片岡大育もその一人だ。
2年目のアジアンツアーとの両立も成功させて、日本では嬉しい初シード入りを果たして“凱旋”した今大会は、とりわけ地元ファンの大きな声援を受けて戦い初日は2位と好発進。

「でもそのあとはあんまり調子が良くなくなって、期待に応えることが出来なかった」と反省しきり。

「もうちょっと、上に行きたかった」と、今週限定でスポンサーを申し出てくれた地元の飲食店「香の里」にも、最後に良い報告が出来なかったのが残念だ。

この悔しさを手土産に、早速また旅に出る。次週からアジアンツアーで2試合を戦う。また正月休みも返上で、来年は1月に同ツアーの最終戦。そして2月はまたシーズン開幕と、慌ただしいが「試合の中で、調整しながらまたレベルを上げていく」。
今大会は、初出場を果たした2006年には、体重もまだ60キロ台とひょろりとした体格も、今ではがっちり75キロ。来年はさらに逞しさを増して、所属コースに戻ってくるつもりだ。

そのほか、今年はシーズン初戦から2戦を「ジャパンゴルフツアーアジアシリーズ」と銘打ち、新興ツアーのワンアジアツアーとの共催として「タイランドオープン」と「インドネシアPGA選手権」の2戦が新たに加わったこともあり、インドネシアPGA選手権で優勝を飾った韓国の崔虎星(チェホソン)や、同2大会で好成績を収めたスコット・ストレンジら、海外ツアーからの“新顔”も。

初シード入りを果たした選手は以下のとおり。
1位 松山英樹
11位 小平智
31位 デービッド・オー
33位 河野祐輝
37位 崔虎星(チェホソン)
47位 片岡大育
49位 スコット・ストレンジ
58位 塚田陽亮(つかだようすけ)
61位 宋永漢(ソンヨンハン)
68位 李尚薫(イサンヒ)
72位 マイケル・ヘンドリー

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