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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2013

昨年覇者も1日2イーグルをマーク

3日目もまた、前半こそ一進一退のゴルフが一変したのは14番だった。364ヤードのパー4は133ヤードの2打目で、9番アイアンを振ったのが、ギャラリーの大歓声とともにカップイン!
本人も「あれから人が変わったよう」と苦笑いは藤田寛之。「あのイーグルがすべてでした」とそこからやにわに得意のパッティングも勢いを取り戻して、次の15番では7メートルのチャンスも決まった。

そして17番のパー5だ。フェアウェイから216ヤードの2打目を手前7メートルに2オン。1日2イーグルは、残りの5ホールで一気に5つスコアを縮めて最初から、そういうふうに回っておけと、自分でもつい突っ込みたくなるが、さすがの賞金王も「今の状態ではそうもいかないのでね」。

この1年の不振をそのまま持ち込んで迎えたこのツアー最終戦は前人未踏の4連覇がかかっていたのだが、この日の4アンダーを足しても、うんと見上げる首位とは依然として12打差もあれば厳しい。

「明日も今日みたいに少しでも、少ない打数で上がること」。いよいよ今季最後の1日に、ビッグスコアでディフェンディングチャンピオンの存在感を示す。

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