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つるやオープンゴルフトーナメント 2013

河井博大は「秀道さんの一言はお守り」

体力温存で迎えた2013年。先週は10位タイにつけた開幕戦に続いて上々の滑り出しに、思い切った甲斐はあった。今季から、新たに組み込まれた3月のジャパンゴルフツアーアジアシリーズは2戦。
「タイランドオープン」も、「インドネシアPGA選手権」も、あえて41歳はスキップ。

「僕は体力がなくて・・・」と、苦笑した。
「話に聞くと向こうでは、なんでもかんでも口に入れちゃだめだと。腹を壊す、と」。早々に欠場を決め込んだ。
「胃腸が弱いので。下痢したりするのも嫌だし」。
以前、真夏の試合で熱中症で倒れた経験もあり、なおさら慎重になった。
「行けば日本の開幕を迎えるころには、ガリガリに痩せてしまいそうな気がして」と、現在71キロの体重をなんとかキープしたまま、シーズンの幕開けを迎えたかった。

国内にとどまった分で、体力強化につとめた。千葉のジャンボ尾崎邸で、ひたすらタイヤを引きずって走り続けた。
「それでも僕は、太れなくて」。
回りの選手はどんどんと、ポンプアップしていくのに、むしろ「僕はだんだんしぼんでく。食べても食べても太れない。筋力つかない」。

そんなジレンマも、好成績が立て続けば自信に変わる。

今週は、師匠のアドバイスも効いている。田中秀道が主催者推薦で、約1年ぶりのツアー参戦に、教えを乞いにいったのは火曜日だ。
課題のパッティングで、「ワンポイント、お願いします」と、頭を下げた。
「アドレスで、クラブ1本分くらいハンドファースト気味に構えたら」と言われて、効果てきめん。
「秀道さんの一言は、お守りになる」と感謝しきりで、今週も好スタートを切った。

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