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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central 2013

ジャンボ尾崎が「俺は、一番いい夢しか見ない」

今年4月のつるやオープン。プロ初優勝を飾った松山にも負けない存在感を放った。
心の奥底では、本当はくじけそう。「でも、くじけてしまったら、本当にもう終わりだと思うからね」とは今大会のホストプロ。昨年から大会主催のトーシンとサポート契約を結ぶ66歳が、とりわけこの舞台でありったけの気力を振り絞る。

今年は、岐阜県のTOSHIN Golf Club Central Courseに会場を移して行われる。この日9日水曜日のプロアマ戦は、あいにくの大雨に9ホールで打ち切られたが、「コースは良く仕上がっている」とジャンボ。
「少し距離は短いが、グリーンの状態がいいね。今日の雨で、また少し変わるだろうけれど、社長もこの大会は、プロならではのハイスコアを出してもらって・・・というコンセプトがあるから」。

自分も恩人の期待に応えて、それに加わりたいのはやまやまだ。
「でも、あまり芳しくはない」と、そこは正直に顔をしかめた。
日頃の鍛錬は、言うまでもなく万全だ。「ヘッドスピードをね、上げていくために重いので素振りをして、次に軽いのを振ったり。俺も工夫をして、やることはやってんだ」と、相変わらず底なしの向上心はそのままだ。

「でもなあ、実際にコースに出て歩いてみると・・・。基礎体力の欠如というのかな。練習でやってきたことの、確認作業がどうしても上手くいかない。腰から下の下半身の力がない。集中力は、やっぱり腰からだから。そこが萎えてくるとボギー、ボギーだ」と心底、悔しそうに、「夢はなあ、俺はいつも見ているんだけれど」。

今年は、開幕3戦目のつるやオープンの初日に、年齢よりもなんとさらに4つも縮める62で回った。日本からのビッグニュースは遠く、アメリカで戦う石川遼まで届き、世界中から感嘆と賞賛の声が、贈られたものだ。
しかし、本人の目標はもちろんそこ(エージシュート)ではなく、「目標設定を下げるのは、それは俺は嫌なんだ」と頑として、「俺はいつでも、一番上の夢を見ている」と、言い切った。

「そりゃあ・・・あまりデカイことを言って身の程知らずになっちゃうのも、もちろん嫌なんだけど」と、苦笑しながら「でも、意欲は凄くあるし、意欲がなくなったら終わりだからね」と幾度も言葉を変えて、このホスト試合に賭ける強い思いを滲ませた。
  • この日のプロアマ戦。土砂降りの雨の中、豪快な笑みで

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