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フジサンケイクラシック 2013

谷原秀人も初めてのプレーオフ

12番のバーディで、ついに後輩の怪物ルーキーをとらえた。谷原が最後まで、先輩の意地を見せた。72ホール目の18番で、1メートルのバーディチャンスを沈めてプレーオフ。
後輩もそうだったが、先輩も初めて挑むサドンデスは、1ホール目に長い長いパーパットをねじ込み、食らいつく。

これもまた、後輩の松山がそうだったように谷原も、ショットに不振を抱えて本調子が出ない中で、16番のパー3ではこれまた松山と同様に、池ポチャのダブルボギーを打ちながらも、最後まで2007年大会に続く大会2勝目でのツアー通算10勝目に望みをつないだ。

2ホール目も微妙な距離のパーパットをしのいで粘ったが、後輩が一枚上手だった。
「あのバンカーから、あれだけ精度の高いショットを打てる。英樹は凄いね」。14歳も年下といえど、いま最強の学生ルーキーには舌を巻くしかない。

それにしても、後輩づいていた4日間。予選ラウンドの2日間は、池田勇太と藤本佳則との直接対決。そして3日目は松山と回って最終日は、優勝争い。後輩に破れはしたが、皆で東北福祉大の強さと存在感を改めて見せつけた1週間でもあった。

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