Tournament article
Novil Cup 2013
プロ初優勝を完全優勝で飾れるか。中盤崩れながらも単独首位のまま最終日をむかえる張
しかし、雨・風のタフなコンディションは、プロ未勝利の張をやすやすと独走態勢にはさせてくれなかった。16番・パー5では5オン1パットのナイスボギーで7アンダーにスコアを落とすと、そこから4連続ボギー。4番でもボギーをたたき一時は通算3アンダーで首位をマクリーンに明け渡してしまった。
しかし、オフにオーストラリアで2ヶ月に及ぶ合宿を行い、徹底的に練習を重ねて自信を手にしていた張は強かった。これまでのプロ生活では常に何か不安をかかえながらプレーをしていて、その結果、韓国ツアーやワンアジアなどでのキャリアベストが2位3回と優勝まで手が届かなかったが、今季の張はひと味違うようだ。
「今年は自信をもってプレーが出来ているし、初日首位だったけど、自分にプレッシャーをかけずに、自分のゴルフが出来るようにプレーを心がけている。明日の最終日も自分にプレッシャーをかけずにプレーしたいです」と最終日にむけて抱負を語った。
プロ初優勝がかかる明日の最終日は、きっとプレッシャーという魔の手が張に忍び寄ってくるに違いない。オフで手にした自信を武器にプレッシャーをはね除けたとき、プロ初優勝を手にするに違いない。