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PGA・JGTOチャレンジカップ in 房総 2013
一時は首位に並んだ小西貴紀は、16番のミスに泣く
通算14アンダーで伊藤と首位に並んでいた16番ホールで転機が訪れた。ティーショットを右に曲げ、ボールはバンカーに入ったと思ったが、バンカーレーキに引っかかって止まっていた。ライは今にもボールが動きそうな微妙な箇所。クラブをソールできない上に、スタンスもバンカーの淵でちゃんと取れない。結局そのアプローチを3メートル、カップをオーバーして、返しのパーパットを外し、ボギーとしてしまった。「いっそバンカーに入ってくれていれば」何のことはなかったはずなのだ。ツキがなかったといえばそれまでだが、本人からすると悔やみきれない様子で、しばらく言葉が出てこなかった。
このあと17番でも3パットをしてしまい、連続ボギーとして万事休した。この日は「ショットが悪く、パットで踏ん張っていた」のだが、最後に力尽きた。小西は昨年の日本プロ新人戦を優勝した期待のルーキーだ。この経験を糧に、今後もっと大きく羽ばたいてほしい。