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三井住友VISA太平洋マスターズ 2014

池田勇太は3打差6位タイに「最後まで、望みを捨てない」

年々確実に、苦手なものを克服してゆく選手会長だ。最後の18番は、前日2日目は、藤田のイーグルを“アシスト”したホールで、この日は池田も絶好のイーグルチャンス。昨日は、藤田のイーグルパットが池田のマークに当たる珍事に沸いものだが、当の池田はそれも空しく「最後は入れとかなきゃいけませんね」と、苦笑いも前の17番から数えて連続バーディ締めで、最終日を前にV争いに間に合った。

昨年は、「大っきらいなコース」と選手会長らしからぬ発言をしながらツアー通算11勝目を飾ったマイナビABCチャンピオンシップのABCゴルフ俱楽部と負けず劣らず「大っきらい」と言った。ここ太平洋クラブ御殿場コースは、周囲にたしなめられて、「苦手です」と言い直した。
「芝もグリーンも全部」と顔をしかめたコースはしかし、昨年8位に入って、ABCと同様に、もはや克服しつつあると言っていい。

「去年、トップ10に入って自信になったから。明日も最後まで、望みを捨てずにやれればいい」と、最終日の完全克服を目指す。

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