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カシオワールドオープン 2014

4位タイの冨山聡は「毎年、毎年崖っぷち」

今年は、賞金ランク上位60人までの「第一シード」と61人目から75人目までの「第二シード」と2つのボーダーラインが生まれたシード権争いで、「第二シード」のまさに、線上に位置するのが、冨山だ。

出場義務試合数に満たない4人を除いた「第二シード」のボーダーラインは、目下賞金ランクは79位につける冨山であり、昨年はやっと自身2度目のシード権を取り返したというのに今年もまた「崖っぷちですよ。ほんと毎年、毎年・・・」と、思わずこぼれた自嘲の笑みも、初日の好発進には、言うほどやさぐれてはいない。

「先月あたりから、ショットの調子がよくなってきた」と、土壇場の上昇気流にあわよくば、「第一シード」に潜り込みたいのは山々で「そのためには今週、ベスト5には入らないと厳しい」とそろばんを弾いた冨山。

2011年のこの大会でもやはり、賞金ランク74位の崖っぷちで挑み、最終日の最終ホールで8メートルもの長いバーディトライを沈めて、逆転の初シード入りを果たした経験がある。
その再現に、今年も賭ける。

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