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関西オープンゴルフ選手権競技 2014

白佳和(はくよしかず)は「関西のプロがいいとこ見せないと!」

マネジメントの妙が奏功した初日の単独首位スタートだ。ここ六甲カントリー俱楽部は、練習日に2ラウンドしたときから思っていた。「僕向きのコースだ」と。総距離7037ヤードは「さほど長くないかわりにグリーンが硬く、傾斜がある」。特にこの日は、シビアなピン位置に、ドライバーはあまり持たずにスプーンやユーティリティを使ってフェアウェイキープに徹した。
そして「グリーンは絶対に手前から。その結果の今日のスコア」と、ボギーなしの66に、納得顔で頷いた。

今季は、ワンアジアツアーの出場資格を取り日本ツアーの空き週は、積極的に海外に飛び出す。
今週は、韓国から帰国したばかり。SKテレコムオープンは、あまりの難条件に予選落ちこそ喫したが、帰ってすぐにその鬱憤を晴らす好発進だ。

奈良ロイヤルゴルフクラブ所属。この日は、後半のハーフターンから支配人が応援に駆けつけ、9ホールついて歩いてくれた。「そこからバーディが続いて」。恩人の前で奪った後半4つのバーディは、特に上がり2ホールが圧巻だった。
17番はピンそばの50センチ。最後の18番も、3打目勝負でピンそば1メートルにつけて連続バーディ締めに、恩人の拍手と歓声が六甲の夕暮れ空に響いて、満足度も倍に。
今年、80回大会を迎えた関西オープンは、「やっぱり関西のプロがいいとこ見せないと!」。やる気がいや増す初日となった。

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