Tournament article
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2014
藤田寛之は「これから先は、押したり引いたりしながら」
あれほど我慢強い選手がこの日ばかりはショットのたびに、顔をしかめて「もっとましなゴルフがしたかったのに。情けない・・・」。
孔明と賞金レースを争うなりのゴルフで観衆を魅了したかったが「今週は、これが限界でした」と、反省しきりのゴルフも、68でまとめてくるから孔明が、恐れるはずである。
しかも、最終日はその孔明に、1打差まで詰め寄った。
「孔明みたいに、気持ちを前に出して、ガンガンと攻めていくタイプではないけれど。僕も気持ちを強く持って、いいところを見せたい。最終戦まで楽しみを取っておきたい。楽しみを味わいたい」と、45歳は痛みをこらえて一歩も引かない構えだ。
「状況は厳しいけれど、この先も、押したり引いたりしながらやっていく」と、今後はますます孔明との駆け引きも見もの。一昨年の賞金王のプライドにかけても、まだまだ孔明の独走を許すわけにはいかない。