Tournament article
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2014
谷原秀人が「俺も早く、疲れを取りたい」
「今週も、もちろん優勝を目指していますけど、僕より上を行く人がいれば、しょうがないよね。勝てないときは、勝てないんだと先週は、よく分かった」。
小田龍一と、大接戦を演じた先週のマイナビABCチャンピオンシップは谷原も、15番のイーグルで応戦するなど、引けを取らない好ゲームだったとは思うが、勝つには、時の運。じっくりを腰を据えて待つしか無い。
「9アンダーを出されたら、そら無理だわ」と、もはや悔しさも通り越すほど、あまりに見事な完敗に「もう、すっかり気持ちは切り替わっている」と、今週も気持ち新たに頂点を目指すつもりではあるが、「やっぱりね、どうでもいい位置でやっているのと、先週みたいに気合いを入れて、集中して、上を追いかけようとして必死にやるのと、疲れ方の度合いが違うし」。
そういう意味では、今季は7度のトップ10入りも、ずっとそういう疲れが続いているということで、そのせいというわけではないのだが、前日の水曜日は午後5時が締め切りの、出場登録を「完全に」忘れていて、スタッフが風呂場まで追いかけてきた。
「いや、余裕ですよ。まだ20分ありますよ」とうそぶいたが、危なかった。あわやのエントリーミスも、間一髪で滑り込んだ。
そんな気疲れも、晴らす方法はもはや一つしかない。「俺も早く、疲れを取りたい。頑張りますわ」。今週も、谷原がしぶとくツアー通算11勝を狙っていく。