Tournament article

Indonesia PGA Championship 2014

松村道央は「日本ツアーは強いというところを見せたい」

プロ9年目の30歳が、灼熱のジャカルタで自身4つめの勝ち星に挑む。松村が首位と1打差の4位タイで、決勝ラウンドに挑む。この日の2日目は早朝からのラウンドで、まださほど風が吹かない間にちゃっかりと、5つスコアを伸ばして、V争いに食いついた。

「今日はラフに入った時は無理をしないで、グリーン周りまで行けばいい」とまずは無難に、インスタートのこの日は前半の18番こそラフからラフを渡り歩いて、パーオンにも失敗。それでも2メートルに寄せたパーパットをどうにか沈めて安堵のため息。ボギーなしの67でまとめてきた。

前夜は日焼けで火照った体をもてあまして熟睡出来ず、万全とはいえない状態でも、「こういうところでしっかりと成績を出すのは重要なことです」。昨年は、今大会の前にシーズン初戦のタイランドオープンと合わせて開幕前の“アジアシリーズ”は2試合とも、外国人選手に優勝を持って行かれて、悔しい思いをした。
「昨年は負けているから。今年はぜひ勝ちたい」。最終日はやっぱり最終組で回って、ジャパンゴルフツアーの存在感を示したい。
「日本ツアーは強いというところを見せたい」。そして、自身のキャリアアップのためにも。「海外で勝つと、新しい自分を発見できるし、自信にもつながるはず」。最終日の頂点こそ、何が何でも譲れない。

関連記事