Tournament article

ダンロップ・スリクソン福島オープン 2014

ゴルフで福島を元気に・・・!「スナッグゴルフ体験会in西郷村」を開催

この夏も、選手会長は大忙しだ。前日は地元千葉でVIPをお相手に、接待役に奔走していたと思ったら、今日28日の月曜日にはもう福島県にいた。今度は地元小学生を相手に、池田勇太が汗を飛ばした。

「ゴルフで福島を元気に!」。
2011年、あの未曾有の大震災のあと、東北地方の小学生を対象に、選手たちが行ってきた交流会は今週、ここ福島県で行われる新規トーナメントの開催に合わせて開かれた。
「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の付帯イベント「スナッグゴルフ体験会in西郷村」。
小田孔明と、大学の後輩の藤本佳則を引き連れて、開催コースでもあるグランディ那須白河ゴルフクラブで、子どもたちとたわむれた。

西郷村の小学1年生から6年生を対象に、公募で集まった子どもたちはなんと総勢96人!
なんでも公募の締め切り直前が、全英オープンの最終日と重なって、その日怒濤の8バーディを記録した孔明の活躍に合わせて、一気に応募が急増したそうで、孔明はまんざらでもない。

大会主催のダンロップスポーツと、日本ゴルフツアー機構(JGTO)からこの日、西郷村に寄贈されたばかりのスナッグゴルフのコーチングセットを手に取り、メジャー帰りの豪打を披露!

ビリケンさんこと藤本はしかし、これから始まる講習会を前に模範ショットのはずが、見事にダフって笑いを取ることも忘れない関西人。
最初から最後まで、抱腹絶倒のスナッグゴルフ講習会は最後にプロとの直接対決も三プロ三様で、藤本はここでも子ども相手に完敗して、良いところなし。
孔明は引き分けに持ち込まれ、最後になんとか池田の勝利で帳尻を合わせて、3人のトッププロは1勝1分1敗で、なんとか面目を保つのに懸命だった。

午後3時から行われたこのイベントで、夏の西日を一身に浴びて、大人も子どもも白河高原の澄んだ空気を胸一杯に吸い込んで、笑いに笑った約2時間。
汗びっしょりの2時間も、選手会長には物足りない。「こんなに大勢の子を教えたのは初めて」と、これだけの人数を教えるのには、2時間ではやっぱり足りない。
「もっと一杯教えてあげたかった」と名残惜しげに、最後の記念撮影は前日日曜日の「サンクフル主催者ゴルフ懇親会」で、スポンサーのみなさんと、プロゴルファーたちとの記念撮影と同様に全員の顔が必ず写り込むように、子どもたちを身長順に並ばせたり、選手会長の心配りは相変わらずハンパない。

「この中から、プロゴルファーになって、僕らと勝負をする子が出てきてくれたらいいな」。その一心で、子どもたちに夢を届けにやってきた。今週末にはここ西郷村に、トッププロが集結する。
「僕らはゴルフというものを通じてしか、力をあげることができないので」という池田。この日は約2時間あまりの講習会だけでは、子どもたちに伝えきれなかったもの。31日の木曜日から、今度は自らのゴルフで子どもたちに精一杯の元気を届ける。

関連記事