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ダンロップフェニックストーナメント 2015

賞金1位と2位が同スコアで決勝ラウンドへ・・・! 週末は賞金レースも見もの

賞金ランク2位の池田勇太は、相変わらずこの日もグリーン上で、苦戦を続けて「ま〜あ、よう外すわね。昨日から」と、苦笑いも通算5アンダーは、首位と2打差の4位タイにつけて、さすが2010年に今大会を制したことはある。
「あれだけ外してこの位置にいるのでね」。
とはいえ、とことん追いかけていくしかない身の池田には、悠長に言っていられない状況になった。

鬼の霍乱も日に日に回復している金庚泰 (キムキョンテ)。賞金1位を走るまさに、鬼がこの日はなんと、65で回って急浮上。2日目にして池田と同スコアで並んだのだ。

白いマスクもようやく取れて、相変わらず目はうつろのガラガラ声でも「今日は集中出来てやれた。長いパットも入って、1日最高のプレーが出来た」。

前日の初日は、アドレスして、ターゲットをにらみ、再びボールに視線を落とすと、「もうイメージがなくなってしまう」と、出だしの連続バーディの甲斐もなく、1オーバーに終わったが、「思えば昨日もあの状況で、凄く頑張った」。

夏場の試合であまりの暑さにくらくらして集中出来ないことはあっても、「この時期にあれだけ集中できなかったのは、今までなかった」と、不測の事態も乗り切って、再び鬼のゴルフが蘇りつつある。

「今日くらいの感じなら、いける」と、池田には心穏やかではない、鬼の復活。「まずはこれ以上、悪くならないように。首位との2打差をキープすることを心がけたい」と、庚泰 (キョンテ)。池田はますますうかうかしていられなくなった。

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