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関西オープンゴルフ選手権競技 2015

片岡大育(かたおかだいすけ)が「姉さんのいない間に」

476ヤードの14番パー4は2打目に7番アイアンを握り「エッジに落とせば寄っていく。その通りのショットになった」。難易度4位のホールでバーディを奪うなど、随所に日頃の成果を見せた。

ここ名神八日市カントリー倶楽部は、フェードヒッターだと立ちにくいホールがいくつかあるが「今は少し、ドロー目に打っているので、気にならない」。このオフに取り組んだスイング改造が、はまった。

「昨年までは、カット目に打とうとして捕まりすぎて、逆球が出ることが多かった」。弊害を逆手にとって、「利用していこうと思った」とアドレスも、打ち方もドロー系に変えたら飛距離も「15ヤードも伸びた」といい、「新たなスイングにも気づくことができて。ゴルフが楽になった」という。

今週は、ハウスキャディさんを連れて戦っている。「“姉さん”が出稼ぎに行っているので」。専属キャディの伊能恵子さんが、今週は本業のリンパマッサージ師の仕事が忙しくて“欠場”。100人超の受講生を集めて講演会を開くそうで、「今週は“姉さん”のいない間に、頑張ろうと思って」と、いぬ間に初Vも飾ってやろうかという勢いだ。

ラウンド中にはショックな出来事もはねのけた。18番で、この日唯一のボギーは「動揺した」。左に曲げたティショットが女性のギャラリーを直撃。「足が腫れていて・・・」。オロオロと、後ろ髪引かれながらもコースに戻り、それから後半3つのバーディで盛り返した。
「お電話番号は聞けたので。あとでお見舞いの品を送るつもりです」。
初Vのニュースも一緒に届けられたらいい。

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