Tournament article
中日クラウンズ 2015
I・J・ジャンは「大好きなシンゴさんと」
「でも大丈夫です」とカラカラと笑うジャン。「僕には新しいR15のドライバーがあるし、今日は名古屋でひつまぶしを食べますし」。自社製品のPRも忘れず、優勝を飾った2012年にも、前夜の晩餐で食べたゲン担ぎ。「このコースが大好きですしね」。
それに、小さな応援団もいてくれる。先週、ジャパンゴルフツアーがすすめる震災復興支援の一環で、訪れた福島県天栄村の湯本小学校のみんな。「次の試合は何?」と子どもたちに聞かれて、この中日クラウンズのことも、しっかりと宣伝してきたから、きっとテレビで応援してくれるはずだ。
「みんながきっと気をくれる」と、信じて頑張る。
最終日最終組で回る相手にも、不足はない。わずか1ヶ月先輩の片山晋呉は、同い年ながら「もはやレジェンドの一人でしょう?」。ツアーでいま6人しかいない永久シード選手の一人は、ジャンも尊敬する選手の一人でもある。予選ラウンドで回ったジャンボもそうだが、「レジェンドと回ると、自分のプレーのイメージも良くなる」と、それもまた今回のV争いにつながっている。
「明日も、大好きな選手と回って頑張ります!」と、ほほえんだ。