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フジサンケイクラシック 2015
選手会長が富士桜に「リベンジ」
千葉学芸高校のときに、初めて出場したプロの試合が今大会。前年のジュニア大会で優勝を飾り、2002年に当時の開催コースだった川奈に挑戦したが、111位で予選落ちを喫した思い出。
晴れてプロ転向を果たし、今やツアー通算13勝のトッププロにのし上がるまでの間に、大会制覇のチャンスは2度あった。
しかし、2012年は韓国の金庚泰(キムキョンテ)に激戦の末に敗れ、ますます思いを募らせた昨年は、東北福祉大の先輩、岩田寛にツアー初Vを献上した。
富士の厳しい自然の洗礼を受けた敗退でもあった。
単独首位から出た昨年の最終日は、スタートするなりコースは深い霧に飲み込まれ、選手会長の行く手を遮った。それから2時間の競技中断を経て、雨中のV争いも11番のトリプルボギーに夢は消えた。
勝ちたい気持ちはくすぶり続け、我慢も限界。先週の「RIZAP KBCオーガスタ」は、通算13勝目の優勝会見で、早々に次週、富士桜での2週連続Vをぶち上げたのだ。
3期目の選手会長は、ひとまず今年をけじめの年とすると決めている。3年目の引き際にこそ、池田が成し遂げたいのが最多勝利の賞金王だ。
先週の今季1勝で、弾みもついた。
「これからは、勝ちたい試合だらけ」と、これから秋の陣はますます目の色を変えていく。「この1勝で、ついた自信を前面に押し出して行く。さっさと2勝目をあげて上に行く」。今週も、富士の裾野で頂上しか見ていない。