前半こそもたもたと、バーディ合戦にもついていかれず、乗り遅れていた選手会長も、後半から怒濤の４連続バーディで、猛チャージだ。

最初の11番は、「俺らしいバーディが獲れた」。128ヤードの２打目をピッチングウェッジで50センチにくっつけた。「いいきっかけになった」と、同じ組のリーダーを、懸命に追いかけた。

Ｊ・Ｂ・パクとの差を４つで食い止め、最終日を迎える。
次週は全英オープンを控えているが、記念のこの第一回大会に選手会長として、花を添えるべく駆けつけた。

優勝争いにも名乗りをあげて、いよいよ今週最後のつとめも精一杯果たすつもり。

「18ホール、全部バーディを目指したい」と、中継局サンテレビのインタビューで言ったのには多少のリップサービスも混じっているが、盛り上げたい気持ちで一杯。
「明日はどれだけ相手をびびらせることが出来るか。どれだけナイスバーディと言ってもらえるか。最低でも20アンダーには到達したい」。

• 池田 勇太