Tournament article
elite grips challenge 2015
20歳の池村寛世が恩返しの優勝「賞金王を目指します」
1ホール目、西がバーディパットを外したのに対し、池村はきっちりバーディパットを沈め、今季チャレンジトーナメント2勝目を達成した。
この日の大きなポイントはスコアを5つ伸ばして迎えた9番ホール。ティショットを左の崖まで落としてしまい、その後下からのパーパットをおよそ10メートル残してしまった。ボギーを覚悟して打ったパーパットがカップの奥の淵にあたり入るミラクルパー。運をも味方にした池村の勝利はこの時すでに決まっていたのかもしれない。
前週のレギュラーツアー「RIZAP KBCオーガスタ」では、自身初の最終日最終組で回った池村。結果はスコアを落とし悔しい思いをした池村だが、得た物は大きかった。
「大勢のギャラリーの前でああいう戦いを経験出来たので、今週はリラックスして自分のゴルフが出来たと思います。」
好調をキープしていた池村に、強いメンタル、そして自信が加わった。
本大会主催の株式会社エリートグリップ。出場しているツアープレーヤーの中にもエリートグリップ社のグリップを使用している選手は多いが、池村もその一人だ。
今年のレギュラーツアー「ミュゼプラチナムオープン」の時から使い始めて、早速期待に応えてみせた。
「グリップをエリートグリップさんのものに変えたあたりから、結果も内容も良くなってきました。色々と試させて頂けているので、自分自身しっくり来ている感じがありますし本当に感謝しています。お世話になっているエリートグリップさんが主催の大会で優勝したいと思っていましたし、優勝して喜んでもらえたことが嬉しいです。」
恩返しの優勝で、「LANDIC CHALLENGE 2015 ASSOCIA MANSION GOLF TOURNAMENT」以来のチャレンジトーナメント2勝目を飾った池村。
今季2勝は森本雄、金子敬一に続いて3人目。賞金ランキングも2位に浮上したが、差は僅差でまだまだ賞金王の行方はわからない。
「初日に、森本さんと金子さんと一緒に回りましたけどやっぱり上手かったです。それでもここまで来たし、負けたくないです。裏シードのラインまでは来ていると思うけど、チャレンジで賞金王になって来年の全試合に出られるようになりたいです。」
チャレンジトーナメント賞金王の座は一体誰に?
残り5試合、賞金王争いは最後まで見逃せない。