『グッジョブチャレンジ supported by 丸山茂樹ジュニアファンデーション』最終日、単独首位でスタートした森本雄が68と更にスコアを伸ばし、トータル11アンダーで完全優勝。チャレンジトーナメント初優勝を飾った。

チャレンジトーナメント初優勝を決めた森本に話を聞いたところ、「嬉しいは嬉しいんですけど、いいゴルフを1日しようと心掛けていただけなのでまだ実感がないですね。」
ベストを尽くした森本がチャレンジトーナメント初優勝を勝ち取った瞬間だ。

最終日のハイライトは何と言っても、スタートの1番ホールだろう。
セカンドショットが直接カップに入ったのだ。あまりのショットの勢いに
カップが壊れてしまう程。
追う側としては戦意を喪失してしまう程のインパクトだったに違いない。
「打った瞬間にいいイメージだったので、近くにはついたかなとは思いましたけど、まさか入るとは思っていませんでした。まだスタートホールでしたし、優勝がどうとかは思っていなくて、スコア60台を目標にしていたんで、達するのには楽になったかなと思いました。」
その後、17番ホールではダブルボギーを叩くもそこはご愛嬌。堂々の68、目標スコアにも達し、まさに完全優勝だった。

森本の優勝は、これまでの培ってきた経験のたまものだ。これまでにも優勝にこそ一歩届かなかったが優勝争いを経験してきた森本。その経験が活き、スタート前にも緊張はしなかったという。

もちろん、普段通りのゴルフが出来た事は大きいが、森本は開催コースのイーグルポイントゴルフクラブが自分のプレースタイルに合っていると感じていたようだ。
「ティショットが曲がると難しいコースなので、自分はショットが曲がらないのが持ち味だと思うし自分向きのコースだなと思いました。
実際、だいたいフェアウェイから打てていて、ボールも止めることが出来ました。」
自らが最も自信を持っているショットで悲願達成だ。

初優勝を達成し、すぐに2勝目、3勝目を見据えているかと思いきや、
「もちろん勝ちたい気持ちはありますけど、勝ちに行って勝てるものでもないですし、いいゴルフをしてチャンスがあったら狙いに行くという感じです。今の実力では、仮にレギュラーツアーに行ったとしても上位には入れても勝ち切る実力はないと思っているので、今年頑張って裏シードを取って来年のレギュラーツアーで戦える実力をつけたい。」と今季はあくまでチャレンジトーナメントにこだわっている。

今回の優勝で森本には、『日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills』の出場権が与えられた。
「ツアー選手権でも、フェアウェイに置く自分のゴルフは変わらないし、自分のゴルフでいいゴルフがしたいですね。」

森本の今後の活躍に注目だ。

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