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RIZAP KBCオーガスタ 2016
昨年覇者はオリンピアン
感染症や、当地の情勢不安を理由に各国の主要選手の代表辞退が相次いだが、池田勇太はかねてより「選ばれた限りは、出場するのが自分の使命」と言い続け、また「選手としてただやってくればいい、ではない」と、意欲を燃やし続けてきた。
「リオでのプレーを日本ゴルフの起爆剤としたい。次の五輪も見据えていかなければ」と、4年後の東京をも視野に入れるとともに、「4位も、ビリも一緒」と最後まで、メダル獲りにも並々ならぬ決意をにじませて戦ったが、最終日は5番で長いイーグルで魅せながらも、後半の失速が響いて21位タイに終わった。
悔しさをにじませながら、「いちプロゴルファーとして、日本に帰って戦う力にしたい」。連覇を狙う「RIZAP KBCオーガスタ」が帰国第1戦。リオで見た世界の壁を糧に、4年後の東京に向けた取り組みは、福岡の芥屋ゴルフ倶楽部から始まる。