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Masters Tournament

比嘉は通算6オーバーで予選敗退「次は実力で戻ってきたい」「松山さんを脅かす存在に」

マスターズ3日目。前日、残した比嘉一貴(ひが・かずき)の第2ラウンド4ホールは厳しく、過酷なものとなった。


Masters Tournament 2023 Leaderboard - PGA TOUR



雨が降り、風が吹き、気温30℃をこえた前日から一転、かじかむ寒さ。

10℃を切る極寒の競技再開は、15番でイーグル逃しのバーディから。

「オーバーのつもりで打ったんですけど、ショートしましたし、16番も少し大事に行き過ぎた。思ったよりもグリーンが重くなっていた」と、今度は3パットから、上がり最後に3つボギーを重ねた。


雨風が強くなった17番の2打目は手前のバンカー。
「思ったより10ヤードくらい飛んでいなかったみたいで」と、悪条件で普段以上に距離が稼げない。

「自分では手応えがあったんですけど、経験不足。最後も飛ばそうとして、結果曲げてしまったり、これが現状、自分の実力だとはっきり分かりました」と、第2ラウンドはけっきょく3バーディ、5ボギーの「74」。

通算6オーバーで予選敗退が決定。

打ちのめされた。


賞金王に輝いた昨年の成績を評価されて、特別招待を受けた初舞台だった。


「出場が決まった時は、楽しみと不安がありましたけど、近づくにつれて、不安が大きくなっていきました」と、振り返る。

「雰囲気に呑まれていました。いつも通りのルーティンでも、少し肩に力が入っていたりとか、堂々とできなかった。恐る恐るという感じでした」とその中で、支えは一昨年覇者の偉大な大学先輩だった。


松山英樹と、濃密な時間を過ごせた。
「この3週間、トーナメントで一緒に過ごす時間がたくさんあって、貴重な時間を過ごせた。松山さんから、ここに来て欲しい、というのを感じた」と、強いメッセージを受け取ったことで、「早く同じ舞台に立って一緒に闘えるようになりたい」と、決意も新た。

「そして松山さんを脅かす存在になりたいですね」と、さらなる成長を誓った。

「また戻ってきて、リベンジしたい。そのために、もっとレベルアップして、この経験を生かして。精神的にも強くならないといけない。次は、実力で戻ってきたい」と、力をこめた。

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