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日本オープンゴルフ選手権 2016
1週間で2勝の快挙!? 池田勇太が1打差に
9番でチップインバーディを奪ったあとから10、11、12番と「チャンスにつけながら、パーというのがずっと続いて」。
昨年まで3期連続の選手会長職で、ゴルフ界の人気回復に奔走した。
鬱憤のたまる展開は、そのとき培われた話術で断ち切った。
「13番で、前の組が詰まっていて。20分ほどの休み時間が出来た」。
芝生に腰掛け居合わせたギャラリーを、よもやま話で喜ばせて「そんなふうに、時間を置けたことで気持ちが楽になれた」と、そこからたちまち3連続バーディで、あっという間にアンダーパーに乗せてきた。
先週の「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」は日曜日中に宋永漢 (ソンヨンハン)とプレーオフが終わらず、翌月曜日に2日がかりでやっと今季2勝目を飾った。
「昨日も8時間は寝たし、今日もスタートを遅めにしておいたし」と、2人1組2サムのワンウェイスタートで、より後ろの組になるようにと、計算づくしの決勝ラウンド進出のおかげで、月曜日の疲れはもうない。
連覇をかけた昨年は、小平に連覇を阻まれ悔しい思いをしたが「去年はああいう形になったけど、去年は去年。今年は今年で、新たな気持ちで明日、しっかり戦えればいい」。
最終日は最終組で、大学の後輩との一騎打ち。
松山との直接対決は過去に8勝4敗4分と、今度もまた後輩を下して自身2度目の日本タイトルなら1週間で2勝という、史上稀に見る記録もついてくる。