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トップ杯東海クラシック 2016
お昼寝効果! 池田勇太が首位タイ浮上
トーナメントは前半の9ホールと後半で間にインターバルを挟まない。18ホールスループレーが基本だが、次第に陽が短くなるこの時期から数試合は午前午後スタートではなくなることで、ハーフターンする組と、まだスタートしていない組がだぶつき、数十分の待ち時間が出来る。
池田自身も「良い流れて来ているときは、後半もすぐ行きたい。流れを止めたくないなと、思うこともある」と話したように、待ち時間を嫌う選手もいるが、この日の池田は違った。
この日は前半アウトコースの最終ホールでボギーを打った。
「前半につまずいたが、“昼休み”がちょうど良かった」。
4組ほどの待ち時間を利用して、そのままロッカーに引きこもってほんの数分のお昼寝タイム。
「それが良い気晴らしになった。気持ちを切り替え、よし、後半行こうか、というのがハマった」と、その後インコースで4つのバーディにつなげた。
通算9アンダーにして上がってきた。
三好にはまだ、因縁を残したままだ。「何度も優勝争いしてまだ勝っていないのがこのコース」と、本人も忘れられないのがデビュー年の2008年と2009年。
いずれも首位タイで18番を迎えながら、いずれも最終ホールで池に入れて負けている。
昨年は、三好で自身3度目の最終日最終組も、最終ホールでボギーを打ち3位タイに終わって「勝たなきゃ意味がないんだよ!」。語気の強さに、ここで勝ちたい思いが溢れ出ていた。
今年もまた、週末を前にリベンジのチャンスを引き寄せてきた。
「頑張りたい」。
積年の思いも、もはや勝つ以外に晴らす手立ては見当たらない。