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ブリヂストンオープン 2016

視野の先にはマスターズ! 谷原秀人が62をマーク

賞金1位の座を奪われたばかりの谷原が、完全復調をアピールした。「ショットもパット良い。伸ばせるだけ伸ばす」と、大会最少ストロークに並ぶ62をマーク。後半の4番では、137ヤードの2打目をウェッジで直接入れる、パー4でのイーグルもあった。

17番ではバンカーから寄せきれなかった3メートルのパーパットもしのいでボギーなしにまとめた。4週ほど前は、肩痛とショットの不振が重なり「お先真っ暗」と嘆いていた状態をしっかりと、立て直してきた。

つい前日には19日の水曜日にメーカーから渡されたニューアイアンが、復調のゴルフを支えた。今年は全米オープンと全英オープンと全米プロ。3度のメジャーで痛感した。「向こうで戦うには、高い球と、飛距離が必要」との切なる願いを叶えてくれる。

「昨日初めて打ってみて、即投入で良い結果が出て良かった」と大事なこの時期にもちゅうちょなく、総取り替えで吉と出た。
「前はたとえば150ヤードを9アイアンで、目一杯に振っていたのが今は普通に振っても簡単に行ってくれる」と、楽になった。

先週の日本オープンで、優勝争いを繰り広げた池田勇太に抜かれて賞金2位に落ちたがここにきて、気持ちはますます高まるばかりだ。

自身初の賞金王より、上の優先順位に「世界ランク50位」という大きな野望がある。
先週、凱旋Vを飾った松山英樹は現在、同13位。池田も、同58位とトップ50はもう間近。
「自分も50位に入ってヒデキと、勇太と3人で、マスターズに出たい気持ちがある。日本のみなさんに、日本人が頑張っているところを見せたい」と現在、71位につける谷原にとっては、「ここから3勝くらいしないと届かない」と、かなり厳しい目標を承知で「それくらい出来るように、今からさらに気合いを入れていく」。
残り試合は国内に専念した池田に対して、谷原は次週のWGC・HSBCチャンピオンズに迷わずエントリーしたのもすべては2007年以来、2度目のオーガスタに行くためだ。

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