2日目は我慢のゴルフが、いよいよ最後に爆発した。「今日はフェアウェイに2回しか行かなかった」と、18番にやっとその“2回目”のチャンスに、「フェアウェイからグリーン近くまで持っていって、バーディで終わりたいと思って打ったのが凄く良いところまで行きました」と、グリーン手前のカラーからチップイン。

みごとなイーグル締めで、2位タイに浮上した。首位の谷原に、2打差と迫った。
今季、夏以降は米ツアーに足場を移して、「今年、日本は試合数も少なかったし、そこまで考えていなかった」と、2年連続の賞金王は、念頭にはいまだにないそうだが「もうあと1勝くらいはしたい」。

相変わらずの鬼の強さに、賞金レースという観点からも、この人のゴルフから目が離せない。

• 金 庚泰