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三井住友VISA太平洋マスターズ 2016

池田勇太はよそ見しない

賞金2位は、開幕前日の水曜日から全力投球!
御殿場恒例のプロアマチャリティトーナメント。芸能各界著名人とプロゴルファーの楽しい共演が毎年、大人気の恒例イベントでも池田は接待に奔走していた。

チームを組んだのは元プロ野球の古田敦也さんと、人気グラビアアイドルの祥子さんと、生田衣梨奈さんは、「AKBの・・・」。「モーニング娘。です!」。

今年から見た目はすっかり、イマドキでもやっぱり好きな映画は「あぶない刑事」。中身はやっぱり昭和の男は、イマドキのアイドルがどうも不得手と見えるが、ラウンド中の熱血指導や、アマチュアのクラブを取ってきてあげたり、バンカーをならしてあげたり、たとえ相手がアイドルでも、大会社の役員の方でも、根っからの世話焼きは変わらない。

10番ティで、恒例のチャリティオークションでも、自らマイクを握り、声を張り上げ場をおおいに盛り上げて「疲れちゃった」と、ラウンド後はぐったり。

先週は谷原との直接対決で、プレーオフに負けて「万年2位」と、今季4度目の“準優勝”は悔しいが、「良いプレーを見せられた」との自負はある。

最高潮に盛り上がりつつある賞金レースも、目下55位まで挙げてきた世界ランクも、しかし池田にとってはそれはただ、
「結果として反映されるもの。そこを見ながら、ゴルフをするのは違う」。

ただ目の前の一打に全力投球することが大事で、目標の賞金王も、世界ランク50入りも、その結果でしかない。
今大会は、今年から賞金総額が5000万円アップの2億円。優勝賞金は、1000万円アップの4000万円と、今週もまた賞金レースの大きな鍵を握るが、「賞金の大小ではなく、そこで自分がどれだけ活躍できるか。活躍すれば盛り上がるし、世界ランクも上がるし、今どうのこうのよそ見することはない。毎日いいゴルフをすればいいだけ」と、明快だ。

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