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ダンロップフェニックストーナメント 2016
池田勇太がホールインワンを達成
6番アイアンで打ったティショットは、グリーン左カラーの傾斜ではねて、コロコロコロ・・・コロン。
プライベートなラウンドでは、数え切れないほど経験したが試合では、これが初めてのホールインワン達成だ。
「そういえばそうだっけ・・・」。
やんやの歓声に、笑顔で応えながらも「肩は昨日より、今日のほうがひどい」。
序盤で一気に2つ縮めて「ラッキーだった」と、この状況ではなおさら、少し気持ちが楽になるおいしい1打もこの日のフェニックスは、雨の重馬場。
「下が緩いので、クラブが厚く入ってしまう状況で、今日は力が入らなかった」。
17番のアプローチで3.5メートルも行き過ぎたのも痛みのせい。
「やりたいことがうまく表現できない」。じれったい。
おさまる見込みのない痛みを抱えながらも、16番は121ヤードの2打目をぴったりつけた。手負いの連続バーディで魅せた。
初日、首位の賞金1位と入れ替わりで、トップに躍り出た賞金2位は。「毎日、完走することで頭がいっぱい。明日もまた、良いプレーが見せられるように、今日もまたしっかりケアしてくる」。
初の快挙に浸る間もなく、この日も全力の治療にとりかかる。