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ダンロップフェニックストーナメント 2016

賞金1位が完全復調

2010年から、3年連続で初日首位を記録したビッグイベントで、賞金1位が完全復調をアピールした。
バースデーウィークに、今年も首位で飛び出した。

この日7つのバーディは、ピンチもほとんどなく、「このコースは曲げると難しいけど、今日はほとんどフェアウェイに行ったし、アイアンもグリーンに乗せられるようになった」。

先月は、池田との賞金レースも佳境にさしかかった大事な時期と合わせてショットの不振に陥り「お先真っ暗」とまでこぼしていた頃を思えば、劇的回復。

2週連続Vを達成した夏には、ドラコン王に師事するなど、飛距離アップを目指して、ショット時に多めに体重移動をしていたそうだが「何でもそうだけど、行き過ぎるのも良くない」。今はそれも抑えめにして、冷え込みが厳しくなる季節に合わせて今週は、ドライバーのシャフトもXからSに取り替えて「球を上がりやすくした」。
試行錯誤がスコアに結びつくようになってきた。

初日から2日間を松山英樹と回った先週も「予選落ちはしましたけど木曜日の夕方くらいに、これかなというのが見つかっていた」と、後輩とのラウンドですでに兆しは見えていた。

前日16日水曜日のプロアマ戦で38歳になった誕生日週に、好発進して「これがあと3日間、続けばいいのですが」。
目下、池田に約860万円差でリード。残すところ3戦で、復調のきっかけをつかめたのは大きい。


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