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ダンロップフェニックストーナメント 2016
池田勇太は「日本選手の意地を見せたい」
練習日から悩まされてきた。原因不明の左肩の痛みはこの日、かなりの回復をみせて、昨日まではしょっちゅう患部に乗っけていた氷嚢も、「逆に冷やしすぎると良くない。そういう状況まで来れているのかな、と。今日は2,3ホールに1回のペースで良かった」と、表情もぐんと明るい。
3日目も、同じ組で回ったケプカに「化け物!」。どっからでも入れてくるパットには、「彼が打つときはカップがバケツ」と、皮肉交じりに笑いながらも淡々と、15番では170ヤードの2打目を8番アイアンで、ピンにくっつけた。
こう見えて、池田より4つ下のケプカ。
「池田さんはドライバーもアイアンも、素晴らしくて、今日は30センチにつけたのが、3回くらいあったのではないか。さすが日本でトップを争う選手。今日一緒に回って、とても良い人だったし尊敬します」と、言わしめた。
谷原との賞金レースはついに佳境も、翌最終日はいったん忘れて、「谷さんと、日本選手の意地を見せたい」。
賞金ランク1位と2位が、力を合わせて世界ランク21位を追い詰めらるか。