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ZOZO CHAMPIONSHIP

「こういう日があるから頑張れる」桂川有人が3日目の「63」でのびのび上昇

昨年は米二部ツアーでもまれ、今季は日本開催の欧州共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の通算2勝目を契機に欧州・DPワールドツアーで戦っている。

旅するゴルファー、桂川有人(かつらがわ・ゆうと)が3日目を裏街道の10番から7アンダーの「63」をマーク。
36位から、通算7アンダーの16位タイと上昇した。




この日奪った9バーディのうち5つは、チップインから3連続バーディにつなげた5番も含めて、5ホールあるすべてのパー3で稼いだもの。
「こんなこと、初めてな気がします。不思議です。ほんとたまたま。こういう日があるから頑張れます」。

直近の欧州・DPワールドツアーで5戦連続予選敗退して約2か月ぶりに、日本に戻ってきただけに、ムービングデーのご褒美感が強いみたいだ。

国境を超える旅の連続で、結果が伴わないのはつらいと思うが、「新しいところで挑戦できることは楽しいですよ」と、ゆるっと笑う。

これまでは、どちらかというと、ショットが得意で、ショートゲームが不得手のパターンがちかごろ逆転。
でも、「逆にショットが悪い時には、ショートゲームの技が磨けるので、そこはプラスに捉えて。ショットが戻ってきたときに更に成長したプレーができるんじゃないかな」と、前しか見ない。

「ジュニアのころは、頭で考えるより、思うままにやっていて、自然と上手くなっていた。今はそういう感覚に近い」と、今週は日本開催のPGAツアーでも、臆せずのびのびとプレー。

「強い環境にいると、勝手に引き寄せられる効果もある、と思っているので」。
強豪に揉まれながら、世界への扉をたたき続ける。


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