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フジサンケイクラシック 2016

納豆大好き、趙珉珪(チョミンギュ)がV争いへ

前日に続いて、2日目もボギーなしのゴルフが目標だったが「残念、今日は2つ打ちました」。この日は初日より、グリーンが速くなったと感じた。前半の15番も、8番も「どちらも1メートルくらいのパーパットを外した」と、悔しがった。

前日の5アンダーから、スコアを動かすことは出来なかったが、単独2位に踏みとどまった。

1打差の3位タイには、石川遼。
「やっぱり、遼くんは上手いですね」と、改めて脱帽した。
石川とのV争いに、胸躍らせた。
「ギャラリーも一杯いるし、遼くんのゴルフは素晴らしい。遼くんと回るのは、楽しい」と、まるでいちファンの心境も内心は「負けたくないです」。ライバル心も、ちゃんとある。

日本に来て10年目。今大会の出場は、今年で7度目。大会前日の水曜日に地元で大人気のハンバーガー店を訪れるのが、おきまりだ。朝はバイキング形式の富士桜のレストランで、納豆を必ず取る。
「日本に来たころは、匂いが苦手だったけど、今はベスト3に入るくらい好き。ご飯にかけると美味しいし、ヘルシーですよね!」と、今やすっかり日本通だ。

ちなみに、ベスト1は寿司。「マグロや、白いのが大好きです」と、ネタの名前が出てこなくて、結局「白いの」とは何なのかは分からずじまいだったが、とにかく試合を楽しんでいる。

今季は序盤こそ、ドライバーの不振で振るわなかったが、先週の韓国ツアーで久しぶりにお兄さんのジェイックさんに、キャディバッ
グを担いでもらった。

お兄さんからもらった復調のきっかけを持ち帰ってさっそくV争いを繰り広げているが大会を、2位で折り返したくらいでいちいち兄に連絡を取ったりしない。
「僕もしないし、兄からもない。男なので」と、一喜一憂するのはまだ早い。
「それに成績よりも、今週をターニングポイントにするつもりなので」と、凜々しく言いながらも、本音がちらり。
「ホントは勝ちたいけれど・・・」と、最後はついにやけてしまった。

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