ジャックのコースは慣れている。母国フィリピンの“ホームコース”もやっぱり、ニクラウスが手がけた。
ここ石岡ゴルフ倶楽部も「良いショットには、必ず見返りがあるし、フェアなコース」と、ニクラウスが設計したコースの特徴は、体の芯まで染みついている。

「ここも、好きなコース。自分に合っていると思う」と、通算6アンダーで優勝争いに加わった。
昨季、初シードの仲間入りも、今季は5月の中日クラウンズの9位が最高。成績はおとなしくても、別の面で目立っていた。

この日も、まさにキューッときそうな色合わせ。蛍光イエローのパンツと、紫のポロシャツは目がちかちかしそうなウェアも、狙いがある。
「目立つのが、大好き」という。
「変なヤツだと思われるかもしれないけれど、気にしない。僕は僕が着たいものを着る」と、我が道を行く。
今日のコーディネイトも、お気に入りだ。

周囲も「今日はどんな服で来るのか」と、興味津々で聞かれるが、口で説明する以上のインパクトを狙って「いつも期待を裏切るサプライズをと考えている」と、ニヤリと「明日は、日本では初めて着る組み合わせです」。
週末の奇抜なファッションも、お楽しみだ。

• Ａ・キュー