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レオパレス21ミャンマーオープン 2016
高校生2人は予選落ち
初日に2オーバーと出遅れた広島学院高校2年生の金谷拓実さんは「もっと飛距離が欲しい」と悔しがった。
乾燥した風にさらされて、カチコチのグリーンは、芝目も正確に読めたとしても、その通りに転がってくれるかどうかも定かではなく“たくみ”な小技を身上とする金谷さんも、得意技が使えなければお手上げだ。
それならば出来るだけ前に飛ばして、ピンの近くに寄せて・・・と思えば思うほど、もどかしかった。「練習日から、アイアンの縦の距離も合わず、バーディチャンスも作れなかった。ロングホールも2オン出来なければ厳しい。苦労しました」と肩を落とす。
大会初日の夜には、腹を壊した。事情をよく知っている選手たちは、とにかく生野菜や果物など、現地の水に触れたであろう食材を徹底的に避けて予防しているが、金谷さんはそうとは知らず、思い当たるとしたら「焼き肉店で、サラダを食べてしまったこと」。まだひょろりと痩身にはなおさらつらいが「これもひとつの経験。日本と違う環境でプレー出来たのは良かったです」。
やはり、予選通過できなかった福井工業大学付属高校2年生の岡崎錬さんとともに、次週は帰国してすぐ、JGTO主催の宮崎合宿に合流する。
昨年に続く2年連続の参加は「去年、合宿に行ってから、そのあとゴルフが凄く良くなったので。今年は去年習ったことをもう一度確認して、さらにレベルアップを目指したいです」。日本に帰っても、充実した1週間になればいい。