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JGTO Novil FINAL 2016
ルーキー小木曽 喬が嬉しいプロ初優勝そしてレギュラーツアー出場権を獲得!
「ずっと勝ちたいと思っていたけど、最終戦でまさか勝てるとは思ってもいませんでした」と本音がポロリ。初日を7アンダーで抜け出すも、最終日のプレーは緊張のあまりか、なかなかフェアウェイを捉えないショットが続いたという。「前半はラフばっかり。後半になってやっとフェアウェイを捉えることができました。なんとか自分なりの粘りのゴルフが展開できたと思います」と冷静に分析をした。
初優勝に一喜一憂しているものの、課題は多く見つかったという。
「15番グリーンにあるリーダーズボードで自分が1打リードしていることを把握しました。そうしたらしっかりパンチが入ってカップを大きく3mオーバーしました」と自身のメンタル面がまだまだ未熟であることを明かした。
「優勝すれば裏シードを獲得できることは分っていました。去年のQTを失敗していたので早くレギュラーツアーに行きたい」そう思っていただけに最終戦にして最高の結果を残したのだ。
そして幼い頃からずっと背中を追い続けてきた川村昌弘と同じステージで戦う夢が叶った小木曽は「川村さんに憧れていますから。やっと同じ場所で戦えることになって本当に嬉しい」と同郷の先輩との再会に喜んだ。
ルーキーでプロ初優勝を飾った小木曽に「ここまでのゴルフ人生はどうでしたか?」と記者に問われ、「すごく順調なんじゃないでしょうか。2014年に日本アマにも勝って、プロ1年目で優勝ができて、レギュラーツアーに行けるのですから。でも、その反面ツアーでどうなるか不安はありますけど」と素直な気持ちを応えた。
飛距離が出ないが、その分ショットの精度が持ち味と話す小木曽。来シーズンに向けて「ツアーに出たらシード権を獲りたい。ツアーで戦っていきたい。そして将来的にはレギュラーツアーで賞金王にもなりたい」と大きな目標を掲げ優勝会見の席を立った小木曽。
来シーズンから、いよいよ本当の戦いが始まる。