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セブン・ドリーマーズ・チャレンジ in 米原GC 2016

明日の課題は自分を見失わないこと。大田和佳介が4打差でトップを追う

大田和佳介は、昨年のクォリファイングトーナメントでサード落ち。今年はチャレンジトーナメントへも出場が限られ、どの試合も出場機会を得るには予選会から勝ち上がるしか道は開かれていない。
この大会へも予選会を勝ち上がり、ようやく出場のチャンスが巡ってきた。
“この機会から次に繋げたい…”その思いは切実だ。

初日、4アンダーの14位タイとまずまずのスタートを切ると、今日は32・33の65ストローク。トータル132ストローク・通算10アンダーまでスコアを伸ばし、暫定3位で明日の最終日を迎える。
“今日は、同じ組で62を出した丸山大輔さんに引っ張られて、自分のゴルフに集中できた結果がこのスコアに繋がったと思っています”と、今日のラウンドを振り返る。
明日の最終日についても大田和はこう語る。
“まずは、次の試合の出場権が得られる15位以内が最低限の目標ですが、順位だけでなくスコアも1つでも上へ…という気持ちを忘れてはいけないと思っています”
だが、大田和自身、自らの弱点を最終日の課題に挙げる。
“昨年のチャレンジツアー最終戦『JGTO Novil FINAL』は優勝争いをしながら、最終日の上がり2ホールで連続ボギーを叩いて自滅。2014年の『日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯』でも2日目に首位に立ちながら、決勝ラウンドで自滅。緊張しやすい性格なので、その一面が出ないようにしたいです。そのためにも目の前の1打に集中して、自分を見失わないようにプレーしていけたら…と思っています”
 出場資格がない大田和にとって、次戦への出場権は喉から手が出るほど欲しい。だが、この大会で優勝を手にすれば、残りのチャレンジトーナメントはもちろん、レギュラーツアー『ANAオープン』の出場権も手にすることとなり、可能性はさらに広がっていくことになる。
 自分を見失わずに最終日を戦い抜き、4打差を逆転できるか? 大田和にとって自分自身との戦いが明日、幕を開ける。

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