国内開幕戦の火曜日は、毎年恒例のジャパンゴルフツアー選手会・総会。その冒頭で、選手会長がまずはめでたい報告だ。
「ご結婚おめでとうございます！」。
宮里優作の祝辞にハニかんだのは、まずプロ9年目、昨季のチャレンジトーナメントの賞金ランク10位の北村晃一と、くまモンの星！　1月9日にひとつ上の博子さんと式を挙げた永野竜太郎と、そしてやっぱりこの人！

小平智は国内開幕戦の会場で、開口一番。男らしく言い切った。「ここまで成績を残せたのは、美保のおかげです」。
交際から3年目の春。古閑美保さんと、3月4日にいよいよ入籍をした。「けじめをつけて、ひとつ背負うものが出来て、よりいっそう頑張ろうという気持ち」と、気合いもひとしおの新婚の春。

決め手はやはり、美保さんの献身的な支えがあったこと。特に、昨季は序盤に小平が首を痛めて苦しんでいたとき。「良いときはもちろん、悪いときも、気持を分かってくれるのが一番。明るく盛り上げてくれるから、ストレスなく試合に臨める。僕のゴルフの一番の理解者です」。
昨年の賞金ランクは6位。一昨年は9位。出会いから着実に成績を上げていることが、それを如実に物語る。

「これからますます成績を残して一緒に頑張っていることを、見せて行きたい」と、結婚を契機に2人でいっそうの飛躍を誓った春。
「まだ、美保の前で勝ったことがない。優勝して一緒にトロフィを持ちたい」。結婚して最初のプレゼントはもう決まっている。

男子ツアーもますます若手の台頭が進み、小平もその存在を意識しないではいられない。同時に、「僕ら若手で、先輩たちを脅かしたい。僕らで男子ゴルフを盛り上げていく」と思えばますますオフの調整にも力が入った。

「ミホ」「さっちゃん」と互いに呼び合う甘い新婚生活も、結婚を発表したときには小平は、グアム合宿の真っ最中だったし、そのあとも宮崎に入り浸り、3月もほとんど新居にいなかったという。

おかげで「体調もゴルフも万全。あとは試合カンがどうか」。
海外志向の強い選手は今年も変わらず世界ランクの上昇が目標だが同時に国内では、賞金女王という最高の女神を得ればもちろん、自身も賞金王を目指していかないではいられない!!

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